2020年5月版 やっぱり、小説は途中で諦めないで最後まで書き上げましょう

榎本秋のクリエイト忘備録

こういうご時世なので、学校はもとより各種勉強会もリモートで開催しています。
リモートのいいところは対面だと交通の関係で会えないメンツとも合評会ができることですね。

作家志望者には

A「とにかく人と会いたくなくて1人で邁進するタイプ」
B「ある程度は刺激し合って頑張りたいタイプ」


の2種類がいるように思います。
ちなみに私はAです。
ご縁があってこういう仕事をしていますが、できればSF・歴史・時代・FTの小説を読んでドラクエと歴史SLGだけをやって1日を過ごしたい人です。


そんな私の願望はさておいて、ここ最近A・Bの両方からデビューの話を聞きました。
どちらも共通しているのは信念をもって小説に取り組んでいることですね。
最近は二年制の専門学校でも長編をきちんと仕上げられない人をまた見るようになったのですが、その2人はともに学生時代から精力的に執筆していました。

このサイトのアクセスログをみていると「作家志望によくある小説が最後まで終わらない」の記事をみなさんがよく見てくれていることがわかります。
私自身も良くスランプになって書けなくなります。
でも、やはり仕上げないと充足感もないし、他者もアドバイスができないのです。

なので改めて、執筆をはじめたら

・はじめの方針と内容が変わっても、悩むくらいなら気にしないで最後まで書く
・なにか違和感を感じても文章を直さない
・とにかく思いついたことを全部書く
・辻褄が合わなくても気にしない

の方針で最後まで書いてみましょう。
仕上げることで他者もあなたの個性を理解できるのです。
ほとんどが箇条書きでも構いません。
とにかく、作品として読者が読めるものを貯めていきましょう。

まずはここが小説家志望としてのスタートになると改めて思い、教え子の皆さんにもこの一週間激を飛ばしました。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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