11時限目「ありえない! でいきましょう」

榎本海月の連載
その11:ありえない!でいきましょう

まとまり過ぎているのなら

書いていてお話が面白くならないと感じた時、その原因はどこにあるのでしょうか。そして、解決法は?
お話がうまくまとまらない場合、問題解決は簡単ではありません。しかしその逆で、小さくまとまり過ぎてしまっているケースは解決策があります。つまり、その小さなまとまりを破壊するような、「あり得ない」設定やキャラクター、ストーリー展開を用意すればいいのです。
これまでにあなたが面白いと感じた作品も、実はさまざまな意味で「ありえない」を内包してきたはず。普通でない、常識はずれの要素があってこそ、物語は魅力的に輝きだすのです。

「ありえない」と「面白い」

もちろん、ありえなければ何をやってもいいというわけではありません。単に面白くないだけえの常識はずれはたくさんあります。「ありえない」が「面白い」につながらなければいけないのです。
そこで、この動画では「ありえない」を効率よく面白さに繋げるためのトレーニング法も紹介します。ぜひご覧ください。


【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。ネット小説創作入門』などがある。
2019年に新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』『日本神話と和風の創作事典』『ストーリー創作のためのアイデア・コンセプトアイデアの考え方』(秀和システム)を刊行。
2020年の新刊には『古代中国と中華風の創作事典』(秀和システム)がある。
PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。愛知県名古屋市の【専門学校日本マンガ芸術学院小説クリエイトコース】講師として長年創作指導の現場に関わっている。

榎本秋プロデュース 創作ゼミをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました