2年制の東放学園映画専門学校小説創作科。今年の1年生がゼミ生としては10期目と知りました。
長く教えてきているなと改めて思いました。
ゼミを持つ前から指導はしており、この上も教え子がいます。
0期扱いの卒業生は専門学校日本デザイナー芸術学院仙台校、次いで愛知の日本マンガ芸術学院の授業を担当するとともに、榎本事務所の編集・校正のメイン戦力です。
ゼミも役割とやり方が時代によって変わっています。
数年前から、少人数制の選抜クラスにさせていただきました。
現在は毎週
・プロットかアイディアを必ず1本持ち寄り
・かつゼミメンバーの作品を相互に読み合って、事前にコメントを作って確認し合う
をやっています。
これは祝日や長期休みも関係なく行っています。
卒業生もメンバーにおり、デビューに向けて非常に良い空気となっています。
このやり方に行きつくまでたくさんの試行錯誤がありましたが、事前にお互いの意見をまとめておくと
気になった部分だけ講評会で聞くことができるので時間の節約になります。
今のところ、このゼミからのデビュー者はまだ1名ですし、今のやり方になってからのデビュー者はいませんが、出てくれるといいなと思っています。
創作サークル、同人、大学などで合評会をやられてる場合は、
この事前に意見を出し合って確認しておくとより深い論議ができるかと思います。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。