毎日30分カード式発想法をやってみよう

榎本秋のクリエイト忘備録

ぜひ毎日やってほしい創作方法があります。三題噺と近いやり方になります。
三題噺は3つのお題から話を書いていくのですが、今回のやり方は100枚のカードから3枚のカードをひき、簡単なあらすじを作ってみようというものです。
100枚のカードはよく読む小説やアニメ、マンガから単語を100個書いてください。
はじめの1ヶ月は、あらすじまで行かなくて良いので30分でできるだけタイトルを考えてみてください。
キーワードを組み合わせてタイトルを作ることに慣れてきたら、次に簡単なあらすじを考えてみましょう。
この30分のワークでよさげなあらすじができたと思ったら、それを詳しいあらすじにしていきます。
3ヶ月がんばれたら100枚のカードを他の人に作ってもらうと、新鮮で自分では考えられない単語がでてきますので更なるステップアップになります。

このワークのコツは

①はじめの1ヶ月は自分の単語でタイトル
②次の2ヶ月は自分の単語であらすじまで
③他人の単語で作る

というステップを踏むことにあります。
はじめの頃はあらすじまで行けないし、他の人の単語だとうまく組み合わせられないからです。

これをグループワークで行う場合は、1人10枚以上カードを書いて、みんなで3枚引きます。
その代わり、自分では処理できない単語は引き直しokとします。
また、月1程度の勉強会のワークで行う場合は、はじめの1年はあらすじまでやらず、1時間くらいでたくさんタイトル案を出すのがいいと思います。
この時はタイトル1つ出したらまたカードを3枚引きます。

ぜひ毎日やっていただきたいですし、作家志望仲間と勉強会をされている場合はそこでもぜひ行ってほしいです。
このワークをすることで、発想法とまとめ方、他人が面白いと感じることはなにかが見えてきます。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

榎本秋プロデュース 創作ゼミをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました