Q.小説を書くのが辛いです。どうしたらいいですか?

榎本海月のライトノベル創作Q&A

A1:辛いことを減らしましょう

あんまり辛いならちょっと休むのも手だと思いますよ。
プロならともかく、アマチュアはあくまで趣味、楽しみのためにやるものですから。辛いことを延々やって、ついに「小説なんて大っ嫌いだ!」になっては目も当てられません。
でも、プロになりたい、人気者になりたい、締め切りが迫っている、だから辛くても頑張りたい、という気持ちも大事です。成功するには辛いことを乗り越えなければいけないというのは、創作だけでなく人生全般の真理ですね。
では具体的にどうしましょうか。

解決法は「辛いことを減らす」「楽しいことを増やす(辛いよりも楽しいを大きくする)」の二種類があります。この二つができれば、辛くなくなりますよね。

まず一つ、辛いことを減らすにはどうしたらいいでしょうか。
一番いいのは、創作テクニックを向上させることです。つまり、文章でいちいち悩んだり、この後の展開どうするかで悩むから辛くなるわけです。スラスラ書ければ辛くないですよね? そんなの簡単にいかないよと思うかもしれませんが、創作の経験を積むことで、また本連載を読むことでレベルアップができるはずです。騙されたと思って、もうちょっと頑張ってみませんか?

また、手間を減らし、辛さを減らす工夫をすることもできます。「会話文だけ書いてしまう」「地の文だけ書いてしまう」「悩むところはメモだけ残して先へ進む」「書けそうなところだけ書く」はよくアドバイスする手法です。
あるいは、いつも確認する資料やプロット、メモなどを探しやすい場所に置いておくなど、ちょっとした手間を減らすだけでも、思いのほかストレスを減らすことができるものです。試してみてください。

A2:楽しいことを増やしましょう

では、楽しいことを増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
今書くのに苦しんでいるあなたは、「楽しいことなんてないよ!」と思うかもしれません。でも、よくよく考えてみてください。楽しい時、あったはずですよ。どんな時でしょうか。

色々な瞬間があると思うのですが、多くの人に共通するのは「読んでくれた誰かが喜んでくれた時、褒めてくれた時」ではないでしょうか。
こういうと恥ずかしがる人、多いんです。でも、恥ずかしがることは何もありません。褒められて嬉しいのは当たり前。褒められなければいまいちやる気が出ないのも当たり前。
では、褒めてもらえる機会を増やしましょう。読んでもらえる友達はいますか? 小説仲間を作って、お互いに褒めあうのは良い手ですね。厳しいことを言ってもらって成長する、なんてのは後でいいんです。

あるいは、「小説家になろう」などの小説サイトもいいところです。タイトルやあらすじ、更新回数などで工夫をすることでより褒めてもらい、楽しい気持ちで創作に挑みましょう。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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