粟江都萌子のクリエイター志望者に送るやさしい文学案内

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与謝野晶子―「女のくせに」を解き放った女流文学者

「みだれ髪」はなぜ乱れたのかというと……。  本日紹介するのは与謝野晶子。いわずと知れた女流文学者です。彼女の短歌や詩は中学や高校で、だれしもが一度は触れていることでしょう。「金色の ちひさき鳥のかたちして 銀杏ちるなり 夕日の丘に...
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小泉八雲―ロマンス小説のモデルになってください!

小泉八雲 本名:ラフカディオ・ハーン  小泉八雲という明治の日本で活躍した作家の名前を、聞いたことがあるという方も多いでしょう。文豪を題材にした近年のエンタメ作品にも登場しますしね。しかし彼が実は外国人で、さらに日本語はほとんど話せ...
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『舞姫』―文体って結構大事だと思うのです。

森鷗外・作『舞姫』 〈あらすじ〉 主人公の太田豊太郎は官命でドイツ留学をし、現地で美しい女性・エリスと出会う。彼女はダンサーとして生計を立てていたが、ダンサーの収入は少なく、亡くなった父を弔うのにお金がないと嘆いていた。それを豊太郎...
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『蒲団』―女の処女性とはかくも重要なものなのか

田山花袋・作『蒲団』 〈あらすじ〉 東京で作家をしている竹中時雄には妻と三人の子があったが、時雄はこの生活について鬱屈とした思いを抱えていた。通勤途中に出会う美女との恋を空想するような日々の中、横山芳子という女学生を弟子に取ることに...
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謎多き美女・小野小町とゆかいなご先祖たち

六歌仙の紅一点  私は自分が女性なのもあって女性作家大好きですし、女性作家やその作品を紹介したい! と思ってはいるのですが。いかんせん、女性が表に出る時代でなかったこともあり、そもそも女流文学というものが男性のそれに比べて圧倒的に少...
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