榎本海月ピックアップ 伝説と神話の武器防具・武器西洋編

榎本海月の連載

No.21 「ダビデの投石」―知恵と文明の象徴

巨人を打った小さな意思 ここまで紹介してきたのは主に槍や剣といった、金属の刃を持つ武器だった。しかし、神話や伝説に出てくる英雄は、しばしば別種の武器をもって偉業をなすことがある。その代表が『旧約聖書』における偉大な王の一人、ダビデが...
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No.20 「勝利の剣」―フレイの自動武器

ルーンの力で空を飛ぶ 北欧神話におけるヴァン神族のひとり、フレイが持っていた「勝利の剣」は、以前も紹介したとおりレーヴァティンあるいはスルトの炎の剣と同一視されることもある剣である。しかしこの剣自体もなかなか面白い存在なので、項目を...
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No.19 「エロスの矢」―人の心を操る武器

エロス=クピド=キューピッド 武器は必ずしも人を傷つけるために使うものとは限らない。ジョワイユーズのように金銀や宝石や聖遺物で飾られた剣が王や神の権力・権威を表現したり、あるいは魔術や宗教的祭儀における道具としてもしばしば武器が出て...
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No.18 「ジョワイユーズ」―聖王の象徴

聖遺物を抱いた武器 ジョワイユーズ。フランス語で「陽気な」という意味の名前を持つこの剣は、本連載でも何度か触れたフランスの聖王シャルルマーニュが持っていたとされる。この武器はシャルルマーニュ=実在のカール1世も持っていたようだが、や...
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No.17 「ダーインスレイヴ」―典型的な魔剣

永遠の戦い 北欧神話、『スノリのエッダ』にはデンマーク王ホグニが持っていたという魔剣・ダーインスレイヴが登場する。ダーインスレイヴは「ダインの遺産」という意味だが、ダインが何者かはよくわからない。北欧神話のパターンを考えれば、これを...
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