31時限目「映画のすすめ」

榎本海月の連載
その32:映画から学びましょう!

映画館のふんいき

皆さん、映画館で映画見てますか? この二年ほどの間はいろいろ問題があってなかなか映画館に出かけられなかった人も多いと思いますが、でもやっぱり映画は、映画館はいいですよ。
映画はエンタメの王様的なところがやっぱりありますよね。手塚治虫や藤子不二雄は映画からかなり影響を受けています。もちろん映画が娯楽の王者だったという時代性もありますが。

映画の特徴

コンテンツとしての映画にはどんな特徴があるのでしょうか。

・だいたいが二時間前後という決して長いとはいえない時間の中で物語をまとめ、メッセージ性や娯楽性を盛り込んでいく必要がある。小説一冊もだいたいこのくらい
・「事件」を短いスパンでどんどん盛り込んで視聴者をワクワクさせ続けなければいけない
・映画館という独特な空間で物語に没入する体験は、どこでも映画が見られる今だからこそ貴重な体験といえる


以上の要素は映画ならではのところがあり、やはり結論としては「映画館に出かけましょう!」となります。


【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。ネット小説創作入門』などがある。
2019年に新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』『日本神話と和風の創作事典』『ストーリー創作のためのアイデア・コンセプトアイデアの考え方』(秀和システム)を刊行。
2020年の新刊には『古代中国と中華風の創作事典』(秀和システム)がある。
PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。愛知県名古屋市の【専門学校日本マンガ芸術学院小説クリエイトコース】講師として長年創作指導の現場に関わっている。

タイトルとURLをコピーしました