18時限目「三題噺のススメ」

榎本海月の連載
その18:「三題噺」でお話を作ろう!

三題噺とは?

前回の動画では「プロットをたくさん作って練習しようよ」という話をしました。しかしそうなるとネタが足りない人も多いはず。好奇心を持ってネタ探しをするのにも限界があります。そのために今回の動画でオススメするのが「三題噺」です。
三題噺は元々落語における即興芸として行われていたもので、客から三つのお題をもらって物語を作ります。

三題噺のやり方

その際、「場所」「人物」「もの(こと)」の三つの枠を決めます。
ここがポイントで、適当に三つのキーワードを集めると上手く作れないことが多くなります。私も以前はこのルールを知らなかったので作るの難しいのではと思っていたのですが、きちんとルールを守ればかなり効果的な手法と言えます。
動画では三題噺がルーツであることで有名な落語の演目「芝浜」を題材に、三題噺の有効性を紹介します。


【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。ネット小説創作入門』などがある。
2019年に新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』『日本神話と和風の創作事典』『ストーリー創作のためのアイデア・コンセプトアイデアの考え方』(秀和システム)を刊行。
2020年の新刊には『古代中国と中華風の創作事典』(秀和システム)がある。
PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。愛知県名古屋市の【専門学校日本マンガ芸術学院小説クリエイトコース】講師として長年創作指導の現場に関わっている。

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