17時限目「プロットたくさん作って、エピソードもたくさん考えて」

榎本海月の連載
その17:プロットを作る!エピソードも考える!

プロットをたくさん作る

創作の練習と一口に言っても色々ありますよね。この動画では「定期的にプロット(物語のアイディア)を作り続けよう」という提案をしています。200文字くらいの短いプロットでかまいません。毎日1本は難しいでしょうから、週1くらいを目指してみませんか。
なんのためにそんなことをやるのでしょうか。数をこなすことでコツが見えてくるだけではありません。ネタが必要になって、自然と好奇心が芽生え、情報収集やメモへの記録熱心になるのが大きいのです。

エピソードも作る

残念ながらこのやり方には問題もあります。短いプロットをたくさん作る癖は、プロット時には問題ないが実際の執筆時には困ってしまう「大事なところを省略する癖」や「具体的なエピソードを考えない癖」にもつながってしまうのです。
そこで具体的なエピソードを考える練習も提案しています。この2つを並行してやることで成果が出るのです。


【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。ネット小説創作入門』などがある。
2019年に新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』『日本神話と和風の創作事典』『ストーリー創作のためのアイデア・コンセプトアイデアの考え方』(秀和システム)を刊行。
2020年の新刊には『古代中国と中華風の創作事典』(秀和システム)がある。
PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。愛知県名古屋市の【専門学校日本マンガ芸術学院小説クリエイトコース】講師として長年創作指導の現場に関わっている。

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