4時限目「最強の物語は「行って帰る」」

榎本海月の連載
その4:最強の物語は「行って帰る」

1番古くて、1番ウケる話

この頃はまだ始めたばかりですから、初心者向けの話が多くなっていました。
しかしそれではつまらない人もいるでしょうから、書くのに慣れてきてより面白い話が書きたい人向けの回を用意しました。
それがこの「1番古くて、1番ウケる話が、「行って帰る」話」の回です。
伝統的パターンにこそ面白さがある、というのは本ブログでも繰り返しお話ししていることですね。
あなたが思いつくキャラクターを、どこかに「行かせ」て、「帰って」こさせる。それだけでお話は成立するのです。

どこへ行ったらお話になる?

もちろん、大事なのは「どこへ行くか」です。
自分の住んでいるところ(日常)とは違う異界(非日常、自分の世界ではないところ)に行く必要があります。しかもなんらかの財宝や経験を得て帰って来なければなりません。
動画の中ではこの伝統的なパターンのルーツについても話しています。
大事なのは出かけさせて面白くなりそうなところを舞台にすること。でも、具体的にはどんな場所でしょうか。詳しくは動画で。


【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。ネット小説創作入門』などがある。
2019年に新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』『日本神話と和風の創作事典』『ストーリー創作のためのアイデア・コンセプトアイデアの考え方』(秀和システム)を刊行。
2020年の新刊には『古代中国と中華風の創作事典』(秀和システム)がある。
PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。愛知県名古屋市の【専門学校日本マンガ芸術学院小説クリエイトコース】講師として長年創作指導の現場に関わっている。

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