昭和から現代へ

コラム

私たちへ続く時代

 太平洋戦争初期、日本は東南アジアへ侵攻、快進撃を続けていく。また、同時期にヨーロッパでは第二次世界大戦が巻き起こり、日本はドイツ・イタリアと枢軸国を形成した。
 しかし戦争が続くなかで国力の差が出、連戦連敗。日本本土も度々空襲を受け、ついに広島・長崎への原爆投下を一つの契機として、日本は降伏したのである。

 敗戦後、日本は米国を中心とする連合軍の占領下に置かれ、GHQの指導による改革が進んだ。男女問わず投票できる選挙制度や、新たな憲法など、現在の日本のあり方の多くはこの時に決まったものである。
 一方、世界では冷戦構造が生まれていた。アメリカや西ヨーロッパを中心とする西側諸国(自由主義)とソ連、中国など東側諸国(社会主義)が対立し、各地で代理戦争が行われ始めていたのだ。特に日本の近くでは朝鮮半島で北朝鮮と韓国が対立、朝鮮戦争が起きた。この戦争は日本には特需での好景気をもたらした。
 また、冷戦構造は西側諸国にとって日本を対中国やソ連への押さえとして残したいという事情をうんだ。結果として、一度は放棄した軍備を自衛隊という形で保持することになる。
 やがて日本は高度経済成長を成し遂げて再び先進国の仲間入りをするが、バブル崩壊を経て「失われた二十年」へ突入。長い不況に苦しんでいる。
 世界に目を向けるとソ連の崩壊で冷戦構造が崩壊。アメリカが唯一の超大国時代に入るかに見えたが、各地で内戦、テロ、クーデターが起きるようになり、新たな混迷の時代へ突入していくことになった。また、新たな超大国として経済成長を遂げた中国が現れている。

創作のヒント:いまにつながる

 いまにつながる現代はいろいろ難しい時代だ。政治の問題が関わってくるし、当時のことを覚えていたり強い思い入れを持っている人がまだまだいるからだ。いわば「生乾きの時代」である。あなたもまた強い思い入れや記憶があるというのでなければ、ちょっと難しいかもしれない。
 しかし、物語のメインテーマにするのではなく、エピソードやキャラクターを拾ってくるのならば格好の題材でもある。何しろ、その時代を覚えている人はまだたくさんいるのだから。一度ご両親やおじいちゃんおばあちゃんに話を聞いてみるといい。今の時代につながる事件、変化、ブームがあって、それを面白がれたら、お話の種になる。

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