戦国時代

コラム

戦国乱世!

 室町幕府八代将軍足利義政の頃、有力武家の後継者争い、幕府の主導権争い、将軍の後継者争いが複雑に絡み合った結果、京で応仁の乱が起きた。10年を超える内紛で幕府の権威は大きく低下してしまう。
 しかもこの戦いが終わった後、権威復活に奔走した将軍がクーデターによって追放される事件(明応の政変)まで起きて、権威は完全に崩壊する。ただ幕府そのものは以後も継続し、その滅亡は十五代将軍の義昭が織田信長に京を追放された時のこととされる。
 こうなると諸国の武士たちが自分の領地を守るため、また広げるために勝手に戦争を始めだす。戦国時代の始まりだ。

 戦国時代の主役である戦国大名には様々なパターンがいる。もともと名門武家で守護大名から発展したもの(武田、今川、島津など)。守護を補佐する守護代から発展したもの(上杉など)。国人や豪族と呼ばれるような中小武家から発展したもの(毛利や徳川など)。
 彼らが相争う中、戦国時代末期に大いに活躍したのが織田信長だ。元々は尾張守護代織田一族の、その中でも主流でない家に生まれながら、一族を統一し、東海地方の雄である今川義元を倒す。それどころか将軍・足利義昭を担いで京へ進出し、周辺勢力も次々と倒して、天下統一まであと一歩にこぎつけてしまうのだ。

 ところが、その信長は部下の明智光秀に反乱され、死んでしまう。代わって天下統一へ突き進んだのが、部下の羽柴(豊臣)秀吉だ。秀吉は光秀を倒し、織田政権の中での後継者争いを勝ち抜くと、瞬くうちに天下を統一してしまった。
 日本を統一した秀吉の次のターゲットは朝鮮、さらには中国(明)だった。二度に渡って大軍を送り込み、朝鮮半島のかなり深いところまで進んだものの、朝鮮の義勇軍、また明からの援軍により苦戦。最終的には秀吉の死によって頓挫している。
 秀吉が死ぬと息子の秀頼が後継者となり、幼い彼を周囲が支えるという形になった。そこで台頭してきたのが徳川家康である。彼は対立する石田三成・毛利輝元らを関ヶ原の戦いで破り、また江戸幕府を開いて、改めて天下を統一する。豊臣家はしばらくは残ったものの、二度にわたる大坂の陣で攻め滅ぼされている。

創作のヒント:なぜ戦国?

 戦国時代は頻繁に物語の舞台になる時代だ。どうしてか。
 人気があるというのもあるが、それ以上に物語が作りやすいのが大きい。社会情勢が不安定なだけに、大きな夢(天下統一であったり、出世だったり、布教だったり)を持つものが多く、生きるためや身内を守るために必死なものも多い。さまざまなトラブル、アクシデント、対立がおきる可能性も高いからだ。
 あなたなら、不安定な時代に、どんな物語を描くだろうか。

タイトルとURLをコピーしました