今まで何度か書いてきましたが、私は、小説家志望者同士の合評会は建設的に良くするためのアドバイスオンリー以外は危険だと考えています。
ある程度ジャッジできる人間がいない場所では、個人間での意見の言い合いもやめたほうがいいかなと。
どうしてもネガティブになったり、揚げ足取りになるからです。
その点、おススメなのが読書会です。
月に1回、1人15分ほどでおススメの本を紹介し合いませんか?
その時のポイントは
・あらすじ
・自分が感銘を受けたポイント
・印象的なセリフ
をきちんと伝えることです。
ペーパーを用意しても良いと思います。
小説に限らず、ノンフィクションでもOK。
これはジャッジ役の人間がいなくても大丈夫です。
定期的に行うと視野が広がっていきますので、非常に有意義です。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。