読みやすい文章を書けて、5W1Hもしっかり提示できていて、あらすじも自分としては面白くできた。
一次選考も突破できるようになった。
でも二次選考以上にはいけないし、編集さんから連絡もない。
この状態、長いと10年ぐらい続く可能性もあります。
この期間を短くするためには
・ニュースを見て時代を知る
・とにかくたくさんの本を読む
・できれば新書は新刊で時事ネタを中心にたくさん読む
を行い、数ヶ月に一度その勉強した中で 自分が向き合いたいテーマ を決めて深堀りしてみましょう。
こうやって自分が得意にしたい、書きたいテーマを決めていくのです。
・貧困
・夢
・政治の腐敗
・利権
・コロナとの共存
・自分探し
・人間関係
いろいろありますよね。
テーマを決めたら、どんな物語やエピソードができるかを考えましょう。
無理にプロットにまとめる必要はありません。雑記で構わないので、そのテーマについて深く考えてみましょう。
「読んできた本ではこういう事件を扱っていたな」とメモするのもいいです。そして、それが面白かったかどうかも書いておきましょう。ある程度定石というものがあるので、後からアレンジをして使えるかもしれません。
新書で得た知識も参考になるでしょう。
①インプット
②選別
③深堀り
の順でぜひやってみてください。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。