書店に行けない今、新刊とどう出会うか

榎本秋のクリエイト忘備録

書店に行くのが趣味なのですが、こういうご時世でなかなか行けなくなりました。
店頭での出会いが大事なのでそれがなくなると厳しいですね。
今はネットで「小説」「評論」あたりでキーワード検索をしています。

書店に行けなくなって新刊平台のありがたさを改めて感じます。
ネット書店で本を買うときは、買うと決めたものを検索して購入しますよね。
なので、新しい出会いがないのです。検索結果で出てきた同じ著者の別の本か、類似本くらいになってしまいます。
新刊平台はある程度のジャンルと新刊という括りで、表紙がパッと見えます。ジャケ写買いで全然知らない作家さんの本を買ったことのある人もいるのではないでしょうか。
私も普段読んでいない作家さんの表紙やタイトル、帯キャッチ、あらすじなどを店頭で見て、いいと思ったら買っていたのですが、それができないのは本当に痛手です。

また、本来なら今は夏休みなので、各社文庫レーベルがキャンペーンを行っています。新しい本と出会うにはうってつけの季節なんです。
それが見に行けないのももったいない。

誰か、ジャンルごとに新刊を分けて、ある程度選書もしてメール配信をしてくれるといいのになぁと思う日々です。

そこで、私はhontoさんの検索で最近一週間とジャンル絞りを活用して本と出会うようにしています。
あとはトップページを見て、今話題の本はなにかをチェックしてもいいかもしれません。
みなさんも自分なりの出会い方を見つけてぜひ新しい本を読んでほしいです。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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