ネット上で有名なラーメン店でラーメンを食べていたら、次のお客さんがいるのでと追い出されたという話が拡散しています。
自分がそんな目にあったらびっくりしますよね。
私も先日似たようなことに遭遇しました。
次の日から展示会のために地方都市に前入りしたのですが、夜遅くまで仕事だったのでギリギリの到着でした。
そこで、事前にWEBで遅い時間OKな店を見つけておきました。
当日は入店時にラストオーダーと閉店の時間を聞き、大丈夫だと思って、色々注文して食べていたのですが。
なんと、まさに締めのラーメンがきたところで閉店ですと言われたのです。閉店25分前に。
いやいや、この熱いラーメン今きたよね。
なんなら、今お願いされたアンケート書く時間もないよね。
HPに書かれている営業時間を見せたのですが、ダメでした。HPの時間が間違っているそうで。責任者も不在だったので事情説明もままならず。
結局ラストオーダーで注文したものは一部食べられませんでした。
このお店、全国チェーンなんです。
ちゃんとしているお店だと
例1)人気店で2時間制のお店
ラストーダーでホタテを頼もうとしたら、解凍に時間がかかるので注文できませんと言われる。
→納得
例2)23時ラストオーダー 23時半閉店のお店
ラストオーダーでたくさん注文されるとお客さんのたべる時間がないから、最終入店を22時半にする。
→納得
このようにきちんと対策・対応をしてくれています。
お店側もこのような対応をしたのには理由があるでしょう。
時間通りに帰りたい。
きちんとお客さんを回転させたい。
店の一斉清掃があるから早くお客を帰らせたい。
など。
気持ちはわかりますが、押し付けられる一方だとお客は不愉快に思いますよね。
ある程度高い店だと特に。
弁護士ドットコムさん提供のニュース記事はこういった案件をよく取り上げているのですが、とても面白くて勉強になることが多いです。
ニュース記事を見て、そのお店や相手が悪いと思うだけではなく、どうしてそうなったんだろうと考えてみることをおススメします。
私の例では、責任者不在で早く閉めたかったのだろうと思いました。
しかし、人によってはそこから喧嘩が始まったり、大クレームになるかもしれません。
こういった身近な事件も作品のリアイリティを増すのにに役立ちます。
現代では不快な出来事のエピソードとして、ファンタジーの酒場では店側が客をわざと追い出したり喧嘩やいちゃもんをつけたいときに使えるでしょうか。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。