銀河英雄伝説から補給の大切さを学ぶ

榎本秋のクリエイト忘備録

ここ最近は架空戦記も毎月新作をすべて読んでいるので、 補給の重要性 というのはよく分かります。
しかし、「銀河英雄伝説」を読んでた頃には全くピンとこず。
とても新鮮でした。

食事がないと人は動けないし
燃料がないと機械は動かせないし
弾や火薬がないと銃は撃てない

言われてみれば当然のことです。根性だけじゃ勝てないよねと。
しかし、物語を作るときにそこまで考えるかというと、疎かになりやすい部分かもしれません。

経済活動でいうとインフラに当たりますが、そういうところを疎かにすると

・戦争も勝てないし
・冒険もうまくいかないし
・街も発展しない

普段の自分たちの生活がいかにインフラに支えられているか、改めて考えてみてもいいでしょう。
ファンタジー世界は現代のようにインフラが整備されているとは限りません。そうなると行動に制限が生じてしまうこともあると思います。
しかし、そこを突き詰めるとリアリティが増しますし、物語の味になることも多々あります。

小説を読む楽しみに「知らないことを発見する」があります。
田中芳樹さんの小説からは色々なことを学びました。
新しい知識、概念を知るという意味でも本を読むことは非常に大事です。新たな視点の発見にも繋がるでしょう。

榎本秋

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榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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