月とニュータイプをめぐる機動新世紀ガンダムX

榎本秋のクリエイト忘備録

世の中では、「新世紀エヴァンゲリオン」が大人気だったころ。
機動新世紀ガンダムX」というアニメがありました。
残念ながら一年の放映予定が縮小され、かつ放送時間も早朝に延期になってしまい、小説版も出ていないという作品ですが。
私はとても好きでした。

いわゆるファーストガンダムにおいて提唱されたニュータイプに正面から挑むとともに

・元ニュータイプで能力を失ったキャラクターを登場させ、そのキャラクターが主人公を後見していく
・宇宙と地球の戦いによって組織としての地球連邦が崩壊していて、一旦秩序を失っている

など個人的にとても好きな設定です。

かつ、物語が進む中で地球では新連邦組織が地球を再統一していき、宇宙は宇宙で力を蓄えていきます。
その両方の勢力がともに初代ニュータイプの力を求めるていく……
という、最後までワクワクする展開でした。

アフターホロコーストものとしても面白いですし、キャラクターたちの自分探しという意味でも興味深かったです。
チャンスがあったらぜひ見てほしい作品です。

榎本秋

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榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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