プロットに行き詰まった時に良い方法があります。
それは、自分は小説を読むことでどんな欲望(夢)を叶えたいのか考えることです。
・売れっ子小説家になって主演声優と結婚したい
・友だちが欲しい
・彼女がほしい
・生徒会長になりたい
・金持ちになりたい
・アイドルになりたい
なんでもいいので書き出してみましょう。
その中で、一番現実感がないものを選び
・なんで現実感がないのか
・どうすれば叶うのか
を考えてみましょう。
すると、元々現実感がないのですから、叶えるための障壁がたくさんあります。
叶うということは、そのたくさんの障壁を乗り越えるわけで、自然と物語になっているのです。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。