未だにガラケー愛好者の榎本です。
タブレットは持っているのですが、タッチパネルでの入力に全然慣れません。
以前は、近未来を描いた作品でもキーボードでの入力が基本でしたが、
スマホやタブレットが当たり前になった今、
3Dホログラムなどでタッチして、情報を出す描写も増えていきました。
こういった細かいことも物語のデティールに影響してくるんだなぁ、というのを最近のSFアニメをみていて思います。
まぁそれをいったら、携帯電話の運用というのはそれ以前の作品の常識を大幅に覆しているわけですが。
電話を携帯する、というところまでは考えていた人も多そうですが、今では通話機能よりインターネット・アプリの使用がメインになっています。
なにより、カメラです。この機能は人々の価値観を大きく変えたと思います。
ちょっと昔の作品を見ていて今と違うなぁという部分があったら
ぜひメモをして記録してください。
現代やSFを描くときはそういうところのディテールも大事です。
一方、昔の時代を描く時には現代のテクノロジーや思想を持ち込まないのも大事ですよね。
携帯電話がない生活を想像できるでしょうか? 試しに、なんでもない1日の生活を携帯電話なしでシミュレーションしてみてください。
ヤキモキする場面が多々あると思います。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。