キャラクターをきっちりと作り上げる

榎本秋のクリエイト忘備録

6月から専門学校ので講義が始まり、一番お話していることが
キャラクターをきちんと作ってください
ということです。

どんなに面白い世界で、どんなに設定が面白くても
キャラクターが弱かったら台無しになってしまうからです。
面白い世界だろうがキャラクターがそこで活躍しなければ意味をなさないですし、
設定もキャラクターに反映されていなければあってもなくても同じになります。
読者はキャラクターが「なにをするか」を読み進めていくのです。

物語を考える時、主要キャラクター3~5人には「その物語での目的」をきちんと作りましょう。
物語の中における役割といってもいいです。

それだけで物語がとてもくっきりします。
キャラクターが薄いと誰のための物語か分かりにくく、印象がぼやけてしまうのです。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

タイトルとURLをコピーしました