出張や観光など、宿泊のホテルや移動の時はよく観察してみよう!④

榎本秋のクリエイト忘備録

今日は関西のホテルの話をします。

仕事の出張の際に泊まっているホテルがあります。
古いホテルで駅からも少し離れていて、設備も古かったです。そのおかげでちょっと不便なところもあったり。
とはいえ、私はそのホテルを利用し続けました。フロントが良い方で気分よく利用できるからです。
他にもこのホテルがいいなあと思ったのは、後に設備が新しくなって不便な部分が解消されたこと。空気清浄機も導入されました。
建物は古いですが、きれいに・清潔にしようとしているのがわかって嬉しいですよね。

※ポイント
フロントの人とよく話すようになったので、ホテルの状況などを色々知ることができました。
そういった話ができるのも長年行っているからだと思います。
他にもちょっとした内情をお聞きすることができました。
例えばこのホテルの例でいうと

・外国客が増えたので外国語を喋れないといけない
・宿泊エージェントのサイト(じゃらん、楽天など)とどう付き合うか
・モーニングバイキングの満足度

あたりです。他にも集客など考えないといけないことが多いので大変です。
また、このホテルはウエディングも一時期やっていました。もうやっていないのですが。
どうしてやめたのか、その理由(神父さんをこだわりすぎたetc)などもお聞きして面白かったです。

ちなみに、このホテルで私が遭遇した一番の事件は、ある朝起きたら自分の荷物がなかったことです。
実は前日の夜にはもうなかったのですが、疲れていて気付かず、翌朝気がついたという。
起き抜けだったこともありパニックになりました。
荷物はどこにあったのか。なぜか、手違いがあってクリーニングされていたのです。
バッグは忘れ物扱い。出しておいた下着などがクリーニングへ回されていたそうです。
クリーニングの袋に入れたわけでも、伝票を書いたわけでもないのですが…。
この謎は未だに解けていません。
なぜクリーニング!? と想像してみると短めの面白い話が作れるかもしれませんね。

※ポイント
・自分が遭遇した不思議な出来事を物語のヒントにしてみましょう。
・10年ぐらい付き合うと普段自分が接しない別の業種の移り変わりを知ることができる。これによって現代作品を作る時にリアリティを増やせます。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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