プロットを作る時や小説を見直す時は、自分なりのチェックシートがあると同じようなミスをしないで済みます。
私は
・共感できるか
・感動できるか
・説明が多すぎないか
・主人公の目的・成長があるか
・読後感を考えているか
・その作品で世に問いたいテーマ
を特に気をつけるようにしています。
作家志望者の方に指導する際も
・ターゲット読者がいるか
・共感できるキャラクターはいるか
・主人公は困難に対して自分で悩んで自分で解決しているか
・最後まで読んだ読者が楽しめるか
をしっかりチェックし、スタッフにもそうするようよく言っております。
みなさんも、よく指摘されることなどを自分なりにセルフチェックシートにして確認していくと、同じミスをしなくなりますし、プロット制作段階で気づくようになってきます。
また、グループで合評をする際もチェックルールをまとめておくと相互理解が深まります。
榎本秋
榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとＳＦとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。
