長編マンガを活用して小説を作る力を総合的に鍛えよう!

榎本秋のクリエイト忘備録

コミックスで20~30巻、文庫でも10巻以上のマンガをこの自粛機関に読んで、800字のあらすじを作ってみましょう。
その際は話の

・設定
・主人公の目的
・人間関係の変化
・各キャラクターの成長
・物語上の大どんでん返し

などに特に注目してまとめてみましょう。
すると、エンターテイメントの物語に必要なことがわかります。
できれば、ジャンルごとに10シリーズぐらいやってみるといいです。
これが第一段階になります。

次に、その作品の外伝のアイディアを考えてみてください。
物語が始まる前でも、物語の中で語られなかった話でも構いません。
400字ぐらいで考えてみましょう。
これを行うと、決まっている設定の中でどのようにすると面白く、読者が喜ぶ物語づくりができるかがわかります。

第三段階は、1万字ぐらいでマンガ本編の1つのエピソードを執筆してみてください。
これによって、絵のあるなしにおける表現の差などがわかります。
マンガでは臨場感たっぷりで描かれていたシーンを小説にすると、思ったより盛り上がらなくなったりします。
逆に、マンガではさらっと流されていたキャラクターのモノローグを、小説ではしっかりと描写し読者に感情移入させやすいです。
このように、絵と文字では表現の得意不得意があります。これをしっかり意識してほしいのです。

プロットを見ていると、マンガ原作っぽいなと思うことがよくあります。
マンガと小説はとても近いエンターティメントですが、絵と文章による表現の違いがあります。
今回のワークをやってみるとそのあたりも実感できますので、ぜひやってみてください。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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