小説家の収入

榎本秋のクリエイト忘備録

小説家の収入は基本的に

・雑誌掲載の原稿料
・本の印税

になります。

本の印税も以前は単行本と文庫化の2回入ることも多かったのですが、今は文庫書き下ろしが増えたのでそれ1回ということも少なくありません。
雑誌の原稿料はピンキリで、400文字あたり1000円~10000円ほどになります。
本の印税は定価の10%が基準ですが、6~8%のことも最近は増えました。

印税には売上印税と発行印税の2パターンがあります。
売上印税は売れた分、発行印税は刷った分だけもらえます。
重版から売上印税という出版社も増えてきました。
最初から売上印税の場合は、最低〇〇部分は保証など、あるていどの部数分は支払われることもあります。仮に1部しか売れなくても、最低限の収入は見込めるわけです。
発行印税でも即座に刷った分支払われるのではなく、30%売り切ったら支払いという場合もあります。

お金の話はとても大事なので、始めにどういう条件かぜひ確認してください。

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

タイトルとURLをコピーしました