サントリーのライトノベルコンテスト

榎本秋のクリエイト忘備録

サントリーが【クラフトボス ライトノベルコンテスト】の募集を開始しました。
https://suntorynomu-award.com/
小説部門はテーマが「お仕事」で、2000字から20000字程度の分量で応募できます。
分量的に1日から1週間くらいで書ける量です。年の初めに皆さんチャンレンジしてみたらいかがでしょうか?

お仕事というテーマは非常にわかりやすく、現代ものでもSFでもファンタジーでもOKということなので、アイディアの訓練にもなります。

例えば、魔法が使える世界であえて薬草師が活躍しているというのは面白いと思いませんか?
魔法使いたちは魔法物質をもとに魔法を使うが、薬草師は薬草を調合して傷を癒やしたり能力を高めたりするとか。魔法使いほど派手な攻撃魔法とかは使えないけど薬草師たる信念を描いていくとか。

現代ものでも昨今はキャラクター文芸のジャンルでお仕事ものが流行っています。
まだあまり作品が出てない分野の職業を探し、その職業の面白さ・やりがい・苦悩などを描いてみるのも面白いです。

・クリーニング
・配達現場


あたりが面白そうかなと思っています。

短い作品を書くときのコツはプロットをしっかり作ることです。お仕事ものなら。

・どんな職業で
・その職業にはどんな魅力があって
・読者にはどこがわかりやすくて
・主人公にはどんな悩みや気持ちがって
・物語の中でどんな事件が起きて、その結果主人公や主人公の周りがどう変わるか

を始めにきちんと決めるといいと思います。
職業の説明は会話文の中でテンポよくやるか、新人に教える感じで違和感なく描写できると良いでしょう。

みなさんぜひ応募してみてください。
また、この記事をみて入選したらぜひお知らせください!

榎本秋

榎本 秋(えのもと あき)
活字中毒の歴史好き。歴史小説とファンタジーとSFとライトノベルにどっぷりつかった青春時代を過ごし、書店員、出版社編集者を経て2007年に榎本事務所を設立。ライトノベル、時代小説、キャラ文芸のレーベル創刊に複数関わるとともに、エンタメジャンル全体や児童文学も含めて多数の新人賞の下読みや賞の運営に関わる。それらの経験をもとに、小説、ライトノベル、物語発想についてのノウハウ本を多数出版する。

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