小説家夏来頼さんインタビュー(日本マンガ芸術学院「小説クリエイトコース」第5期卒業生)

教育事業

榎本事務所が監修を務める 愛知県名古屋市の日本マンガ芸術学院「小説クリエイトコース」第5期卒業生の夏来頼さんが、2019年7月に『同期のサクラ ひよっこ隊員の訓練日誌』で光文社キャラクター文庫からデビューしました。
作家を目指すきっかけや日本マンガ芸術学院での学生生活で頑張ったことなどに答えてくれました。
プロ作家を目指す皆さん、小説が上手くなりたい皆さんは、是非今後の参考にしてください。

『同期のサクラ ひよっこ隊員の訓練日誌』(光文社キャラクター文庫)/ 著 夏来頼
光文社 Amazon honto 紀伊國屋書店

Q.なぜ作家を目指そうと思ったのですか?
A.自分にとっての最高の物語は、自分にしか書けないと感じたからです。僕は高校時代、たくさんの素晴らしい本と出合いましたが、常に心にあったのは、より最高な物語が見たいという渇望でした。どうすれば見れるか考えた結果、この結論に至りました。

Q.そのためにやってきたこと(入学以前)はなんですか?
A.特別なことをしてきたという思いはありません。僕がニチマに入学したのは28歳の時ですが、それまでに書いた作品は長編が一つと趣味の短編連作が一つ。あとは多くの本や映画を見てきたことが、発想の伸びに繋がりました。

Q.ニチマへの入学を選んだ決め手はなんですか?
A.講師の先生が出版業界の方だったことが決め手です。デビューへの道筋を考えた時、一番の近道は毎日の課題で良い作品を書き、業界に強い先生方へアピールし続けることだと思いました。

Q.ニチマでの二年間で学べたことはなんだと思いますか? 上達できたと思えた瞬間、これはニチマだからこそ得られたと思えるものなどありましたら、あわせて教えてください
A.他者の発想から、様々なものの見方を学べました。あとは、自分の作品を多くの人に見て頂き、アトバイスを頂けたことが成長に繋がりました。ニチマでは作品を提出すれば必ず意見を頂けるので、日々文章の改善に取り組むことができました。

Q.ニチマでの二年間の学生生活で楽しかったこと、思い出深かったことはなんですか?
A.同期と一緒にTRPGを楽しんだことが、一番の思い出です。あとはイタリア研修で海外の賢い文化を知れたこと。いずれも普通に暮らしていては、あまり触れられないものでした。

Q.ニチマでの二年間で特に自分はこれを頑張ったということを教えてください
A.毎日の課題を楽しむことです。学校では日々の授業で様々な課題が出されますが、僕は毎課題、自分の中でテーマを決めて、様々な表現法に挑戦していました。表現法といっても文法的にどうこうというものでなく、『課題のテーマは、上からものが落ちて来る? じゃあそこにいるのは人間じゃなくてもいいわけだ。よし、今回はゴブリンに実況をしてもらおう』など、いわゆる自分ルールです。

Q.講師の先生方への印象を教えてください
A.一概に表現するのは難しいですが、共通して言えるのは、提出した作品に対し、熱意を持って指導していただけるという点です。先生方の中には歴史など雑学的な知識に明るい方もおり、話を聞くのは自分にとってとても楽しいひとときでした。

Q.デビューが決まった時の気持ちを教えてください
A.チャンスが来たなという思いでした。当時は喜びよりも、この機会を次に繋げたいという思いが強く、よい作品を創りたい一心で執筆に取り組みました。

Q.プロとして作品を作る中で苦しんだことは?
A.正確な情報取集です。今回出した作品は現実にある職業ものなので、おかしな点があるといけないと思い、綿密に調査を行いました。

Q.プロとして作品を発表して嬉しかったことは?
A.読者の方々から、少なからず感想を頂けたことです。よい評価も、そうでない評価もありますが、いずれも成長の励みになるので 、より沢山の感想を頂けるよう精進したいです。

Q.後輩たち、ニチマへの入学を考えている人たちへのメッセージをお願いします
A.学生生活はよくも悪くも自分次第。課題はこなすものではなくて、挑戦を楽しむ機会です。苦手と思う課題こそ、どうすればそれを楽しめるのか考えながら取り組みましょう。

ニチマでは体験入学もやっています。
興味があれば、是非参加してみてください!

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