「当たり前」の発想

ネタ出し

私たちの生活は「当たり前」がいっぱいです。

朝起きて、ご飯を食べて、電車に乗って学校に行って、友達とおしゃべりをして、
授業を受けて、部活をやって、帰ってきて、テレビやゲームを楽しんで、寝る。
――学生であれば、だいたいこんな感じでしょうか。みんな「当たり前」ですよね。
そしてその「当たり前」を支える様々なサービスや道具、家族の努力があるわけです。

これらのうちどれかがなくなってしまったら、どうなるでしょうか。

「お母さんが忙しくなって朝ごはん作れなくなってしまった、さあどうする?」
「電車が止まってしまったけど学校にはいかないといけない、どうしようか?」
「法律で学校でのおしゃべりが禁止されてしまったらどうしますか?」
「そもそも学校がなくなってしまった! どうしたらいいんだろうか」
「この世から光がなくなってしまったら生きていけるのだろうか」
「空気がなくなったらおしまいだろうか?」

現実にありそうなことから荒唐無稽な話まで、色々並べてみました。
このシチュエーションから物語は生まれないでしょうか。
あるいは、あなたの主人公はこの状況にどんなリアクションを返すでしょうか。
そこから豊かな発想を広げて欲しいのです。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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