青春もの

ジャンルとパターン

青春。基本は中学生から高校生くらいの時期のことでしょうか。
もっと別の時期をイメージする人もいるかもしれませんね。「遅れてきた青春」「老いらくの春」というのもありますし。
様々な事情から学生としてではなく別の形で青春時代を暮らす人もいるでしょう。

青春の特徴、その一つは「若さ」でしょう。
老いらくの青春だって、老いてなお若さを感じるからこそ青春という言葉を使うわけです。

若いというのは美しいことでもあり、醜いことでもあります。
若いからこそエネルギーに溢れていて恥ずかしさや迷いを超えて行動することもあり、
若いからこそ嫉妬や独占欲など醜い顔を見せてしまうこともあります。
若さは弱さとして現れ、力のなさやお金のなさで何もできず苦しむこともあるでしょう。

もし青春テーマの物語を描くのであれば、良いところも悪いところも含めての「青春」を描いて欲しいと考えます。

そうしなければ、あなたの描こうとする青春は地に足のついた物語ではなく、ただの作り話になってしまいます。
同じ年代の若者に向けた作品なら特に、書き割りのような青春では意味がありません。

良いところ、悪いところ、馬鹿馬鹿しいところ、
かっこいいところ、全部ひっくるめた、あなたなりの青春を描いてみてください。

であればこそ、書く意味があるのです。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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