過去に想いを馳せる

ワンポイント

過去。物語について考えるとき、非常に重要なファクターと言えます。
キャラクターの言動にも、ストーリーで起きる事件も、
まず過去があり、それが原因になって結果に至るのですから。

これは世界設定についても同じこと……と言いますか、世界設定でこそ重要です。
たとえばファンタジー世界でエルフとドワーフが対立している、としましょうか。
その過去(原因)には何があったのでしょうか。

何か大きな事件があったのか。神話の時代に神々が彼らをそのように作ったのか。
生活や居住地の関係で利害が対立するのか(エルフの大事な木をドワーフが燃料にする、など)。
美的感覚や倫理面などで気が合わない、ということもあるかもしれませんね。

このように過去としっかり繋がっていてこそ、あなたのつくる世界設定は
地に足のついた説得力あるものとなるのです。

ストーリーの都合上などから安易に設定してしまうこともあるでしょうが、
そこで一歩踏みとどまって「他の要素との関係や過去との繋がりはどうだろうか」
と考えることをおすすめします。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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