丁寧に描写することの意味

ワンポイント

エンタメとしての小説の長所の一つは、省略して書けることです。
しかし、省略するばかりではあなたの書きたいことが読者に伝わりません。

ディティールを細かく書き込むべきところではしっかり書き込み、
省略するべきところでは省略しなければなりません。

そして、細かく書込める人は適宜省略することができるのですが、
省略が染み付いてしまった人はいざ書き込もうとするとできないもの。
書き込むテクニックそのものは身につけておきたいものです。

では、具体的にどうしたらいいのか。

絵描きがスケッチで技術を鍛えるように、字書きも練習をするべきです。
街の風景や人の動き、動物の動きなどを文字でどのように表現するか、挑戦してみましょう。

そしてその時、「どう見えるか」「どう動くか」に留まらず、
「どう感じるか(見える、聞こえる、味わう、触れて感じる……)」について、
つまり五感で感じる情報についても書き込めるといいでしょう。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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