タイトルにはテーマに関する言葉を

タイトル

タイトル。難しいですよね。
悩んでいる人、苦手な人、多いと思います。
でもだからこそ、数をこなさないとレベルアップします。
プロットを作る時、習作でショートショートを書くときにもタイトルを付ける訓練をすることをおすすめします。

それはさておき、タイトルのコツですね。
一番シンプルなやり方は、

「この話で一番大事な要素は何か?」

です。
つまりそう、テーマですね。
タイトルは作品の顔ですから、そこにテーマ=いちばん大事な言葉を置くのは当然です。

主人公の活躍やヒロインの可愛さ、謎めいた魅力をアピールしたいなら、
彼らの名前をタイトルにどんと乗せるべきです。
ただ人名だけだとタイトルとして格好がつかないので、アタマかケツに別の言葉をつけましょう。

アイテムが重要なら、アイテムを。国や地域が焦点なら、その名前を。
変に言葉を飾るより、シンプルに攻めたほうがい印象になることは珍しくありません。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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