「過剰」の笑い

ワンポイント

「笑い」は大事です。
でも、具体的にどうしたら読者のみなさんが笑ってくれるのでしょうか。

一つのパターンは「過剰」にすることです。「極端」をすることです。

百円拾うだけでは面白くありません。
一万円拾ったら嬉しいだけです。
じゃあ、一億円なら? ――なんでそんなところにあるんだ? って話ですよね。
違和感があります。これが笑いに繋がります。

もっと極端にしましょう。「三千兆円ほしい!」って流行りましたよね。
じゃあ本当に三千兆円が降ってきたらどうでしょうか。
……日本円の紙幣で考えると、文字通り山のようになるそうです。潰れちゃいますね。面白いですね。

ちょっとわかりにくいでしょうか? 別のパターンを紹介しましょう。
お笑い芸人の中でも、「ものまね芸人」というジャンルの人達がいますよね。

彼らはしばしば「本当にそっくり」は演じません。それだとただ似てるだけで笑えないことがあるんです。
じゃあどうするかと言うと、よく見るのが「一部の仕草を極端に大げさにする」んです。

テレビとかで有名ものまね芸人の芸、見たことありますね。すごく大げさです。
でも、ものまね芸としてはあれがちょうどいいんです。「極端」であることが。

みなさんも笑いのシチュエーションを考える時は「過剰」「極端」を心がけてみてください。

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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