創作基礎19:本屋さんに行ってみませんか

創作基礎

本屋さん=リアル書店のはなし

皆さん、本屋さん行ってますか?
ここでいう「本屋さん」は通信販売やWEB上の書店ではなく、
現実に店舗を持った、リアル書店のことです。

できれば多様なジャンルの本が揃っている本屋さんが一番ですが、
とらのあなやアニメイトのようなオタク系書店でも構いません。

「最近行ってないなあ」って人、多いんじゃありませんか? 無理もないと思います。
ネット系書店、すごく便利ですしね。送料や代引き手数料などもかかりますが、
大きい書店などでしか手に入らない本は「そこまでの交通費を考えれば……」ですし。

そもそも、リアル書店がすっかり減ってしまった、という問題もあります。
昔は駅前や市街地の中に小さな書店がいくつもあったものですが、すっかり姿を消してしまいました。
何かのついでにちょっと本も、というのがしにくくなりましたよね。

それでも、定期的にリアル書店に通ってほしいんです。
なぜなら、そこにはネット書店にはないものがあるから、なんです。

リアル書店にだけあるもの

リアル書店にだけあるものって、一体なんでしょうか。
具体的には「ぐるっと見渡せる本棚と新刊置き場」です。
ちょっとわかりにくくてごめんなさい。もうちょっと噛み砕いてみます。

ネット書店のサイトに行ってみましょう。
そこにはだいたい検索のための窓があり、あとは新刊や話題の本、
ジャンルページや企画ページなどへのリンクなどが並んでいるはずです。

これは「自発的に検索しないと特定の本のページにたどり着けない」こと、
また「全く知らない本が目に入る可能性は高くない」ことを意味しています。

もちろんネット書店側もそれはわかっていますから、
「こんな本が買われています」「あなたの好きそうな本はこちら」と
予想してくれますが、どうにも限界があるようです。

一方、リアル書店はどうでしょうか。
目的の本があって真っ直ぐにその棚へ向かったとしても、途中で様々な本が目に入りますよね。
購入するためにレジに向かえば、その周辺やレジ前には新刊の本がズラッと並んでいるはず。
これがいいんです。

つまり、定期的に書店へ足を運ぶことで、「いま、どんな本が流行っているのか」がわかります。
定点観測をすることで、人々が求めているものがわかる、ということです。

デジタルの世界は「これが知りたい!」には向いていますが、
「なんとなーくいろいろなことを知りたい」はちょっと苦手です。
アナログの世界は「あの本を探したい!」で苦労することがありますが、
「優先順位低いことも含めて色々知りたいなあ」は得意です。

2つを使いこなすためにも、なにかのついでに週1くらい、本屋さんに行ってみませんか?

【執筆者紹介】榎本海月(えのもと・くらげ)
オタク系ライター、ライトノベル編集者。榎本事務所に所属して幅広く企画、編集、執筆活動に従事。共著として『絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。』などがある。2019年にも新刊『この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方』『物語づくりのための黄金パターン117』『物語づくりのための黄金パターン117 キャラクター編』(ES BOOKS)、『異世界ファンタジーの創作事典』『異中世世界創作事典』『神話と伝説の創作事典』(秀和システム)を刊行。PN暁知明として時代小説『隠密代官』(だいわ文庫)執筆。講師としては愛知県名古屋市の専門学校日本マンガ芸術学園にて講義を行い、さらにオープン参加形式で【土曜セミナー】毎月開催中。

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